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イダの浜からユナラ河口に向かって湾を奥へ奥へと進んで来ました。ここからは湾内を横切りサバ崎のある対岸の半島を目指します。対岸をよーく目を凝らして見ると白い浮き玉がぶら下がっています。そこは小さなマングローブ林になっていて、その奥にナータ道の登り口があります。また、ここより少し湾の奥の方に平らな岩場が有り、そこにも登り口があります。こちらのほうが登り易そうですが、すぐに最初の登り口の道と重なります。ナータ道は最初と最後が急な上り下りになっていて、途中は少し窪地になっています。数mごとに木にビーニールテープでマーキングがしてあり、また、木の根っこや砂岩質の石に踏み後がしっかり付いています。網取、崎山、鹿川の集落があったころは3つの村人総出の作業「ムラングトゥ」が年に何回かありました。旧暦8月15日には3集落を結ぶ大きな道の大清掃が役人の命により行われていたようで、このナータ道の作業には舟浮の人も加わったそうです。ナータ道のある山を昔はアハリヤンと呼んでいました。アハリとは夜明け、ヤンとは山のことで、網取の集落から見て太陽が昇る地点の呼び名です。ナータ道は道の迷わなければ30、40分で網取湾の浜に出れます。この浜はナータの浜と呼ばれています。対岸には元の網取集落に建つ東海大学の研究所が見えます。全身汗だくで山を越え、沸騰しそうな体を網取の美しい海が冷やしてくれます。網取集落の人たちは、西表内での大きな集落祖納に行く際、海が荒れてサバ崎を通ることが出来ないとき舟でナータの浜まで行き、舟浮まで歩き、そこから舟を借り祖納に向かったそうです。また帰りはナータの浜でのろし火を焚くと網取から迎えの舟が来たそうです。私たちはナータの浜で泳ぎ、昼食をとって、ここから網取湾の奥を目指します。ナータ浜からウダラ川河口まで2kmちょっと、ここも砂浜、岩場の繰り返し、割合は半々、岩場は砂岩で出来ているので、それほど滑りませんが、結構大きな石の上り下りが荷物を持ってだときついです。海の中を歩くと穴や大きな石があり、バランスを崩すと転んでびしょ濡れです網取湾の奥は2つの川が流れ込んでいます。西側がアヤンダ川、東側がウダラ川です。ナータ浜から来ると必然的にウダラ川に出ます。このウダラ川河口には波穏やかなうつくしい浜辺が広がっています。ここは前に紹介した伝説の「ケイユウおじいとシロの浜」です。今年の夏に行った時は、ここに人が暮らしていました。夏場だけ来て長期で滞在し、のんびりしているようです。この浜を過ぎるといよいよウダラ川です。このウダラ川河口のルートは人に聞かないと絶対にわかりません。3年前に来た時ははいくら探しても見つからず、結局川の中も泳いで進みました。今回はたまたまケイユウおじいの家に住む人に教わることが出来ました。ここのルートはマングローブの中にあります。小潮の満潮時(潮位130cmぐらいまで)なら、荷物を頭の上に乗せ、川の中を横断できます。マングローブ付近は少しもぐりますが、それ以外は案外硬い川底になっています。
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| 左がサバ崎 右がイダの浜側の外離島 |
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ナータ道登り口 |
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| 網取湾の奥で暮らす人 |
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伝説のケイユウおじいの碑 |
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| 美しい網取の奥の浜 |
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ウダラ川河口 |
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| 関連サイト |
| 西表島南部海岸踏破トレッキング |
| 最近西表島南部海岸ルートに関する問い合せが多くなってきました。そんなリクエストにお答えして、ダイジェストではありますが、西表島南部海岸ルートの様子を写真を交えて紹介していきたいと思います。 |
| 憧れの「鹿川」を目指して |
| はじめに 西表島には道路がある所と無い所があり、ほとんど全ての観光客は当然だが道路沿いにある観光スポットを中心に西表の旅を楽しむ。それはそれでよいのであるが、ガイドブックなどで取り上げられることの少ない「西表島の道路のない場所」に興味が湧くようになってきた。ガイドブックに紹介されていないところにもっともっと素晴らしいポイントがあるのではないか。道なき道への冒険!!ワクワクしてくる。 |
| 西 表 島 崎山半島 編 |
| これは、春(2月下旬から3月)にのべ44日間、西表島の西部、崎山半島方面を旅した時の記録を元に、ジャングル探検やリーフ歩きを楽しむためのガイドとして書いたものです。ちょっとマニアックな詳細過ぎる情報も盛り込んであるので分かりづらいとは思いますが、実際にここを訪れる際にはかなり役に立つものと自負しています。 |
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